私のスペイン語クラスには現在イギリス人のご夫婦がいるのですが、奥様はインターナショナル・マーマーレ―ド・コンペティションで2位になるほどのお菓子の腕前。
その彼女がクリスマスのためにイギリスの伝統的なクリスマスケーキを作るということだったので、私も作り方を教えてもらうことになりました。
日本ではクリスマスケーキと言えばかなりの方が白いホイップクリームとイチゴがたっぷりのふわふわのスポンジケーキを思い浮かべるのではないでしょうか?
イギリスのケーキは、大量のドライフルーツを使い、焼き上げた後2-3週間にわたり一週間に一回程度はブランデーを表面に塗布して作り上げます。重量も、栄養分も香りもリッチな、寒冷地のお菓子と言って過言ではないでしょう。私の友人が今年参考にしたレシピはこちらです。(英語のレシピになります。)
直径23cmの丸形のケーキ型を使い、中には1kgのドライフルーツが入っています。レシピにはだいたい12-15切れ分と書いてありますが、日本人であれば20切れくらいとってちょうどいいくらいのリッチさです。
今回は私たちはシェリー酒の生産地、へレスに住んでいるということからケーキの生地に入れるドライフルーツはシェリーブランデーで風味付けをし、その後は甘口のシェリー(クリームシェリー)を週に1回30mlほど塗布しました。その後仕上げにはカラフルなアイシングで飾り付けをし、だいぶクリスマスらしくなりました。
その他、以前家人がシェリートライフルという、こちらもシェリーがたっぷり使われたイギリスのお菓子をずいぶん昔に食べたという話をしたのを覚えていてくれて、クリスマスに一緒に作ってくれることになりました。
こちらは友人がレシピを完全に暗記していたので参考レシピはありませんが、シェリー・マンサニーリャ原産地呼称統制委員会のウェブサイトに掲載されているレシピがベーシックなものなので、参考にしやすいと思います(こちらも英語版になります)。
シェリートライフルは作り方も簡単ですし、デコレーションもテクニックがいらないので、クリスマスに限らず、ぜひご家庭で試してみてはいかがでしょうか?