二年に一度の酒精強化ワインと甘口ワインの祭典、VINOBLEに今年も参加することができました。会場はへレスのアルカサル。その昔イスラーム勢力にへレスが支配されていたときの名残を強く残す城砦です。
建物の中、外のいたるところにワイナリーのブースが立ち並んでいます。
朝一番にサンルーカルのボデガ、カジェフエラ(Callejuera)のパコさん、ペペさんにお会いしたので早速一枚。
そして、ディエス・メリト社のVORS(平均熟成30年以上)のシリーズを。(日本未輸入)
あまりのおいしさに、後日また戻って試飲させていただいたほどでした。
そして昨年秋にフィリピンのエンぺラドール社に買収されたボデガ・フンダドール社(元ビーム・サントリー社)のブースで先週にできたばかりのシリーズをテイスティング。
インスタグラムにも書いた通り、アモンティリャードとパロコルタドが非常にバランスが取れていて好みのタイプでした。
日本では辛口のシェリーが好まれるので、あまりクリームタイプのシェリーの販売は難しいようですが、このシグネチャー、平均熟成12年のクリームシェリーも素晴らしかったです。
ぜひお疲れの時にふーっと呼吸しながら味わっていただきたいです。
変わり種としては、デルガド・スレタ社から昨年リリースされたオーガニックのマンサニーリャ・エンラマ。ボデガの方の情報によると2016年の年末辺りに日本に輸出される見込みだとのことです。
中々個性的なエチケットですね。
このほか初日はマラガのモスカテルから生産された甘口ワインにボルドーのソーテルヌも含め、10:00から21:00まで(途中2時間のお昼休憩あり)よくテイスティングしました。
おまけ
5月29日はカトリックの宗教行事もあったようで、へレスの中心地プラサ・デル・アレナルの広場には色付けした塩の結晶で描かれた素晴らしい絵が沢山ありました。
(この後この上をパソと呼ばれる山車が通り過ぎてしまいました…)