1月16日(土)、17日(日)の二日間にわたってマンサニージャの街サンルーカル・デ・バラメダ(以下 サンルーカル)にてモストコンクールが開催されました。
以前にも触れていますが、ほかのワイン生産地ではモストはぶどうジュースのことをさしますが、D.O. へレスでは発酵させたものをいいます。(酒精強化前)
会場のCastillo de Santiago de Sanlucar de Barrameda(サンティアゴ城)。それほど大きなお城ではありませんが、中にはその昔矢を放っていたと思われる小さな窓があります。また、このお城の並びにはSolear(ソレアール)でおなじみのBodegas Barbadillo(バルバディージョ社)の関連の建物が並んでいます。
私は今回は17日(日)に開催されたモストの試飲に参加。
今回は6つのボデガが参加し、31人の有識者によるブラインド・テイスティングにより2015年の最優秀モストが選出されました。
コンテストは2部門に分かれており、醸造家部門(エントリー31名)とボデガもしくは協同組合の部門(エントリー6社)に分かれました。
醸造家部門ではAntonio Rodrígues Dominguesさんが優勝。
ボデガ・共同組合部門では Hidalgo La Gitana (イダルゴ・ラ・ヒターナ社)が優勝。
(Sanlucar Informaよりお写真をお借りいたしました)
おなじパロミノのブドウで造られたモストではありますが、造り手によって全くその味わいが違い、これらのモストが今後どんなマンサニージャ、シェリーに変貌を遂げていくのかを想像しながらいただくモストは格別な味でした。
来年はぜひ二日間フル参加をしたいと思います。