へレス Jerez シェリー酒 Sherry 研修記録

ゴンザレス・ビアス社 シェリーマスターコース参加記録 3

2015-10-16

畑での講習の後は、ゴンザレス・ビアス社に戻ってアーカイブの見学です。
19世紀に設立された歴史のある会社とあって、アーカイブもかなりの広さがあるのですが、この日は一部をお見せいただきました。
…ふと香りに気を取られて横を見ると、アポストレスが置いてあります。(テイスティングしながら中をご覧くださいという趣旨のようです)
早速お言葉に甘えてアポストレスを片手にアーカイブのへスースさんからお話を伺いながら、貴重な資料を見せていただきました。(資料を見るときはさすがに皆さんグラスはほかのところのところに置いています。)

アーカイブに展示されていたティオペペ&オレンジとティオペペ&アップルの缶

そしてこの後は、ゴンザレス・ビアス社のマスター・ブレンダ―のアントニオ・フローレスさんが講師を務めるVテイスティングが始まります。
Vテイスティングと名付けられたそのテイスティングはグラスが文字どおりVの字に並んでいるから。そして、サブタイトルはThe Journey of Jerez(へレスの旅)。それにふさわしいラインナップが並びます。

テイスティングアイテム 種類 平均熟成
*モスト シェリーになる前の若いワイン なし
*ソブレタブラ フィノ 1年
ティオペペ フィノ 4年
ヴィーニャAB アモンティリャード 10年
デルデュケ アモンティリャード 30年
*ソブレタブラ オロロソ 2年
レオノール パロ・コルタド 12年
アポストレス パロ・コルタド 30年
マチュザレム オロロソ・ドゥルセ 30年
ノエ ペドロ・ヒメネス 30年

*は製品ではないアイテム

V-tasting "The Journey of Jerez"

V-tasting "The Journey of Jerez"

 

まだ製品にならない若いものから、平均熟成30年のものまで、シェリーの種類ごとに飲み分けていくと色々な発見があります。それをマスター・ブレンダ―のアントニオさんが細かに説明をしていきます。彼の言葉はいつも明快で力強く、腹落ちのする解説でした。まさしくThe Journey of Jerez(へレスの旅)にふさわしいテイスティングでした。
(つづく)

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木村 友胡(Tomoko Kimura)

シェリー酒に魅せられて2015年よりスペイン アンダルシア州へレス・デ・ラ・フロンテラに移住。 シェリー原産地呼称統制委員会公認シェリー・エデュケーター。 シェリーブランデー原産地呼称統制委員会公認シェリーブランデー・エデュケーター。 スペインワインおよび食品のエージェント、プロモーション。 スペイン語、英語の通訳・翻訳 お仕事のご依頼、お問合せは随時受け付けております。 旅行、食べ歩き、写真を撮りながらの街歩きが趣味。

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