へレスではだいたい5月から6月一杯にかけて「¡Hay Caracores!」と書かれた看板が街のあちらこちらに置かれます。これは「カラコレス(カタツムリ)あります」という意味。
日本でいうところの「冷やし中華あります」に相当すると思われます。
因みにカラコレスは日本にいるカタツムリよりも小型の物をさします。殻の部分が私の親指の爪くらいの大きさです。これよりも大型のものは「カブリ―ジャス」と言われます。(今日のブログのアイキャッチ画像がカブリ―ジャスです。)
実物は以下の写真のような感じか、ネットに入って市場や街中の商店街で売られています。
調理方法は、クミン風味のスパイシーなスープで煮たものが出てきます。このスープが透き通っているので、日本風にいうとだし汁風な感じです。だいたいカフェが入っているようなグラスもしくはカップに入ったものが出されて、一人前1.5€ほど。
シェリーを合わせるとしたら、季節柄暑くなってきているので、少し冷やし気味のアモンティリャードあたりでしょうか?
調理後の写真も載せますが…【閲覧注意】です。
味はこのスパイシーなクミン風味のスープの味がほとんどで、カラコレスの味はあまりしません。私はこのビジュアルが苦手であまり手を付けないのですが、日本ではシッタカやバイ貝などを食べるので、あまり変わらないと言えば変わらない…かもしれません。
脱線いたしました。
このカラコレスの看板が、どこまでもやる気のないカタツムリの絵から、かなり気合の入ったものまで多種多様。
因みに今日のブログの一番上の写真のようにデザインしてもらった看板を出すところは少数派で、9割がた黒板に各々色々なカラコレスの絵が描いてあります。
へレスにカラコレスの時期にいることがあれば毎年撮りためていたのですが、今はこちらに住んでいるので毎日撮り放題です(笑)
今回はコラージュを造りましたが、もし大きな写真が見たいという奇特な方がいらっしゃいましたら、Tomoko Toursのインスタグラムをチェックしてみてください。
日本人から見た「へレスらしい」風物詩。
もしこの時期にへレスにいらっしゃることがあったらぜひカラコレスの看板をチェックしてみてください。ちょっとくすっと笑えるものから力作まで、色々な看板がありますよ。