メキシコシティ―で開催されたICEXの試飲会に行ってきました。
メキシコはビールとテキーラやラムをはじめとするスピリッツを飲む人口が圧倒的に多いので、まだまだワインを飲む人は他の国に比べて少ないそうです。
ましてやシェリーはもっと少ない…ということで、会場を見回してみたところ、サンチェス・ロマテ、エミリオ・イダルゴ、バルデスピノのみが出展されていました。彼らのインポーターのブースに他のスパニッシュワインと一緒に置かれているという形です。
サンチェス・ロマテはフラッグシップ・ブランデーであるカルデナルメンドーサのほうがシェリーよりも知名度が高いそうです。
その中で異彩を放っていたのが、アルべアール。
アルべアールはスペインの中でも最古と言われるボデガの一つで、モンティーリャのトップ企業です。ここだけ酒精強化ワインでブースを単独で出展していました。
珍しいということと、途中開催されていたセミナーで興味を持った人がブースに詰め掛けていたので中々の混雑ぶりでした。
私はシェリー・エデュケーターですが、モンティーリャ・モリレスの酒精強化ワインとビネガーのエデュケーターの資格も持っているので、こうして沢山の人が興味を持ってくれるのはとても嬉しかったです。
余談ですがメキシコシティーで見かけた酒屋さんに入って品物をチェックしました。ざんねんながら、ほとんどシェリーは見かけませんでした。酒精強化ワインとしてはポートは3-4種類置いてあるお店はいくつか見かけました。
そんな状態なのでましてやモンティーリャ・モリレスのワインを見ることはまずなく…
このような状態だったのでアルべアールのブースがあることにとても感激しました。
同社のメキシコでの成功を祈らずにはいられません。