6月6日から9日までメキシコで四番目に大きな都市であるプエブラに行きました。
プエブラは世界遺産に登録されている都市でもあり、タラベナ焼きという焼き物でもとても有名な町です。
そこで健康を絵にかいたような(というか頑強すぎる)ペペが体調を崩しました。かなり熱っぽかったようで、体調不良を訴えてからすぐにホテルに戻り横になっていたのですが、深夜からお腹を壊し始めました。
本人の判断でアスピリンを服用し、食事はスープのみにしていたのですが、余り体調がよくなりませんでした。その間も本人はせっかくプエブラまで来たのだから…と私が止めるにもかかわらず途中でショッピングに出かけたりしていました。
その晩案の定悪化しました。そしてお腹を下していたので、とりあえず正露丸を飲んでもらいました。
正露丸を飲んだにも関わらずトイレに駆け込んだまま一向に出てこないので、正露丸では効かない類の病気だろうと救急病院に駆け込みました。ペペはしゃべれる状態でしたが、私一人では心もとないので同行していたスペイン人の友人にお願いをして付き添ってもらいました。
当初の医師の見立てでは感染症。その後検査をしたところ「お腹の中でアメーバ・フェスティバルが起きている」とのこと。
食品か水か分かりませんが、とにかくアメーバが大量発生したことによる感染症だそうです。
こんなフェスティバルはぜひ勘弁してほしいものです。
流石にこの時病院に付き添ってくれたメキシコ人の友人にはペペに点滴を打ってもらってからは終わるのを待つだけだったので、ホテルに戻って休んでもらいました。
その途中途中先生や看護師さんたちと話す機会があったのですが、全く分からないわけではないけれど、ところどころ理解できないことがありました。医療の専門用語とメキシコ独特の言い回しだったのでしょう。
とにかく初動体制ではメキシコ人の友人にいてもらってよかったと心の底から思いました。
この時治療のための病院の滞在時間はおよそ4時間、その後お会計や旅行保険の手続きの書類のためにお会計窓口の人とのやり取りがあり1時間ちょっとかかりました。
かかったお金は500€程度。(日本円で約6万円)
この代金は旅行保険ですべてカバーしてもらうことができました。
旅行先で病気になったときは言葉の問題と、医療費の問題が深刻にのしかかります。
幸いスペイン語圏にいたので全く言葉が分からない状況ではなかったので良かったですが、緊急事態は必要な医療を受けるための医療と通訳サービスの重要性を改めて実感しました。
皆さん、旅行保険はケチらずにかけましょう!
…後日談。
お腹にアメーバが大量に増殖して救急病院に行ったぺぺですが、翌日には元気にテオティワカンの遺跡に行き、太陽のピラミッドに登りました。ご心配いただきありがとうございました。#ヘレス日記#メキシコ出張編 #ぺぺ日記 pic.twitter.com/ligMJf4zed
— ふーやん (@Fu_yan) June 10, 2019
病院から帰った日の夕方に、同行していたメキシコ人の友達から「明日、ティオティワカンの遺跡に行ってみる?」と言われ、「行く!!」と即答していました。
ペペのこの鉄人ぶりに絶句。…いえ、何はともあれ元気になってくれてよかったです。