昨年11月にボデガス・トラディシオン (Bodegas Tradición)のジェネラル・マネージャーのロレンソ・ガルシア-イグレシアスさんと一緒に東京で開催されたスペイン・グルメフェアというイベントに参加しました。こちらのイベントは日本市場に参入したいスペインの食品関係の企業と、日本のインポーターを結ぶマッチングイベントです。
その際に色々な方からのご援助をいただき、この度ボデガス・トラディシオンが日本に再デビューすることとなりました。そして、4月10日に輸入してくださることになった日本酒類販売株式会社主催の『エージェントワイン試飲会2018』という試飲会が第一ホテル東京で開催され、ボデガス・トラディシオンのシェリーが登場しました。
日本酒類販売株式会社ではシェリーは初めて取り扱われるということで、インターネットなどの媒体でもご紹介をいただきました。
シェリーの生産地域(シェリー三角地帯/シェリー・トライアングル)でも、ボデガス・トラディシオンのように古酒専門で生産しているボデガはほかにはありません。そして非常にクォリティーの高いシェリーを生産しています。
日本での販売は夏ごろを予定しているとのことです。ぜひ日本のシェリーファンだけでなく、お酒が好きなどなたにもお試しいただきたいと思います。
フィノ以外のシェリーは平均熟成年数20年以上(Very Old Sherry/VOS クリーム、ペドロ・ヒメネス)と、平均熟成年数30年以上(Very Old Rare Sherry/VORS アモンティリャード、パロ・コルタド、オロロソ)の認証を取得しています。
これらの認証の対象外ですが、フィノも通常は3-4年程度で出荷されるのですが、ボデガス・トラディシオンのフィノは平均熟成12年とこちらも長い熟成を経ています。もしかしたらほかのシェリーと比べたら額面上のお値段は高いかもしれません。しかし、ほかのワイン生産地のワインなどと比べてください。これだけ長い熟成を経ているワインがこの値段で買えるとは…とお酒をよく嗜む方であればきっと驚かれると思います。
ぜひこの円熟の味わいを楽しんでいただきたいと思います。