4月16日から19日にバルセロナにて開催されたアリメンタリア2018に参加してきました。
アリメンタリアはスペインで最も大きな食品の見本市で、会場となるFira Barcelona Gran Via Venue中で2年に一度開催されます。おもに以下の6つの分野に別れ、7つの巨大なパビリオンに所狭しと出展者たちが立ち並びます。
・Multiple Food(スペイン産、その他の国が生産したもの、スーパーマーケットなどで販売されるもの等、多種多様にわたる食品)
・Expoconser (缶詰などの保存食品関連の食品工業関連)
・Intervin (ワインおよびアルコール飲料)
・Intercarne(食肉関連製品)
・Interlact (乳製品関連製品)
・Restaurama(フードサービスとホスピタリティー)
前回2016年の出展社企業は3,935社(65か国より)で、訪問者数は140,524人(157か国より)という規模。
単純には比較できませんが、日本で毎年3月に開催されるFoodexは出展社数は3,466社(83か国より)、登録来場者数は72,428人です。
アリメンタリアの入場者向けの注意書きに会場内での写真撮影は禁止と記載はありましたが、あちらこちらのブースでSNSを意識した写真撮影ポイントが設けられていたり、写真を撮っても特に注意されることもなかったので、来場者は遠慮なく写真を撮っていました。私も何枚か写真を撮ったので、インスタグラムにアップしました。会場の規模感など、ご参考までに。
会期が4日ありますが、とてもでもないけれど全部はまわり切れません。今回は私はおもにワインのパビリオンを中心にまわり、可能な限りワインのテイスティングをしてきました。もちろん各生産者のブースでもテイスティングできますが、アリメンタリア推薦ワイン、ガリシア地方のワイン…などのフリーテイスティングができる場所もあり、そこで自分でワインを注いでテイスティングもできるので、かなり集中的にテイスティングもできました。また、ブースでは日々疑問に思っていることをダイレクトに生産者の方に話を聞くことができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。スケジュール次第ではありますが、ぜひ次回2020年のアリメンタリアにも参加したいと思います。
余談ですがワインのブースでテイスティングをしていたところ、マスター・オブ・ワインのペドロ・バジェステロス・トーレス(Pedro Ballesteros Torres MW)さんと、サラ・ジェーン・エヴァンス(Sarah Jane Evans MW)さんに再会することができました。お二人とはヘレス何度かご一緒したり、その他のスペインのワインの生産地域でお会いすることがあり、顔見知りです。ペドロさんは取材でかなりお忙しそうでしたが、サラさんは片っ端からワインをテイスティングし、テイスティングノートをしっかりと残していました。彼女ほど高名なマスター・オブ・ワインでもしっかりノートをとっていることに感銘を受けました。私ももっとテイスティング・ノートをしっかりと書かねば…と反省しました。生産者との会話以外にも、これも私にとっては大きな収穫のひとつです。