昨日(2016年6月16日)、家人のペペがウィリアムズ&ハンバート社においてシェイクスピア没後400周年の講演をいたしました。タイトルは「シェイクスピアの時代のシェリー酒」です。
募集は一か月ほど前からかかっていたのですが、おかげ様でおよそ70名の方々がお忙しい中駆けつけてくださいました。
シェリー酒と映画、文学が専門分野のぺぺ。シェイクスピアの作中に出てくるシェリー酒に関しては30年ほど前から研究を行っています。
また、へレスの馬祭りの会場にもなっているゴンザレス・オントリア公園にあるシェイクスピアの記念碑の保護を目的としたシェイクスピアのオマージュのイベントを毎年開催(2016年で11回目)し、さらにへレスに「Calle ESCRITOR WILLIAM SHAKESPEARE (作家 ウィリアム・シェイクスピア通り)」を名付けたりと積極的にシェイクスピアとへレスをつなげる活動をしています。
1時間にわたる講演では歴史背景や、シェイクスピア作品に出てくるシェリー酒、へレス市とシェイクスピアなど様々なトピックを取り上げました。
ウィリアムズ&ハンバート社の社長のへスース・メディナ氏(写真右)が司会進行したのですが、メディナ氏が身を乗り出してペペのプレゼンの画像に見入ったり、会場の皆さんの集中力が私にまでひしひしと伝わってくる内容でした。
日本への渡航や通訳などクリアしなくてはいけない問題が色々とありますが、お酒のプロの方にも是非聞いていただきたい濃い内容の講演だったので、いつかは日本でもシェイクスピアのお話をする機会が作れたらな…と思っております。
余談ですが、今年の9月3日にゴンザレス・オントリア公園にあるシェイクスピアのモニュメントのオマージュの式典を行います。
昨年に引き続き、今年もベネンシアドーラの和泉もも子さんにべネンシア―ルしていただくことになっています。もし観光などでへレスにいらっしゃるご予定のある方はぜひご参加ください。
【後日記】
へレスのメディアlavozdesur.esにこのレクチャーの様子が掲載されました。