アントニオさんのテイスティングが終わって、カリキュラムではランチタイム!おそらくワイナリーの中かへレスの市内での食事になるのだろうと思っていたところ、バスに乗るようにとの指示が。そして、30分ほど走ると…。到着した場所はこちらです。
こちらは、へレスから30分ほど車で走ったところにある、サン・フェルナンドというところで、塩が作られるところでも大変有名なところです。
なんとものどかな風景の中この場所に仕掛けてあった定置網を業者の方が引き上げます。
ここで捕れた食材を持って行って、レストランで調理してもらうという趣向のようです。この青空、風、気温を感じて、シェリーが作られる場所のことをいつまでも覚えていてほしいという思いが込められているとのこと。
ここであまり日本では見られない食材を見つけました。このエビの漁場近くに生えていたこの植物。私は日本では見たことがないのですが、日本名は厚岸草というそうです。英語ではシー・アスパラガス(海のアスパラガス)と言います。これは火を通さずに食べることができるのですが、プチッとした触感と驚くほどの塩味に少々びっくりしますが、海の香りを感じられることができる食材です。へレスのバルでも時折見かけられる食材なのですが、実際に生えているところを見るのは初めてです。陸に生えているのにこの塩味とは…大変驚きました。
食材も調達できたので、レストランに向かいます。ここでは少量ずつウェイターが料理を持ってきてくれるのでそれらをつまみながら、ティオペペ、ドス・パルマス、ビーニャAB、そしてデザートにアポストレスをいただきました。
食材が捕れるところから見たので、おいしさもひとしおでした。
お料理は左上から時計回りに、シーアスパラガスと卵の炒め物、サメの煮込み、スパイシー・ポーク・ソーセージ、トルティージャ・デ・カマロレス(小エビのかき揚げ)、エビのフリット青のり風味、エビと青のりの串揚げ、シーアスパラガスを使ったガスパチョ、エビのさっと煮、サメのマリネのフリット、(中央)濃厚なクリームのフリット。
(わかりやすいように若干意訳をしております。ご了承下さい)
長い午前中のセッションを終えて(ランチ終了は18時でした!)、この後はディナーです。次回に続きます!