ボデガス・トラディシオンのビデオの第一弾がYouTubeにアップロードされました。
今回はフィノ・トラディシオンの熟成。
ボデガス・トラディシオンでは、一般のお客様もボデガ見学をすることができますが、その際には主に酸化熟成(オロロソやパロ・コルタドなど)系のシェリーの蔵をご案内いたします。
基本的にはプロの方のみフィノの蔵をご案内しています。
そのフィノの蔵で、どのようにフィノが作られるのかをエデュアルド・デービスがご紹介させていただいています。
このビデオで2019年のソブレタブラ(新酒)を試飲しています。私もロックダウンの直前にボデガでテイスティングをしましたが、非常にクリーンでありながら、エレガントな果実味、舌の上に残る控え目ですが複雑な苦味もあり、白ワインとしても非常に素晴らしいものでした。
トラディシオンのフィノは平均熟成年数がおよそ10年ほど。他のボデガがフラッグシップワインとして販売しているものは平均熟成年数が3-4年ですので、その3倍ほどの年月を重ねています。
そしてそのフィノから、選ばれたものがアモンティリャードの熟成に行きます。アモンティリャードは平均熟成年数がおよそ42年です。それだけの長期間熟成をさせるということは、ソブレタブラが良くないとトラディシオンのクォリティ―には達しないのです。
もしよろしければ、トラディシオンのフィノを片手にご覧になってください。