昨日1月5日はへレスではクリスマスを締めくくるレジェス・マゴス(Reyes Magos)のパレードが開催されました。スペインでは日本と違ってクリスマスは12月24日から1月6日まで続きます。日本はどちらかというとカップルのためのイベントという感じが強いのですが、スペインでは家族で過ごす日です。12月24日、25日、そして1月5日、6日がそれにあたります。そして、クリスマスプレゼントは伝統的には1月5日の夜もしくは6日の朝に渡されます。こういった事情から今年は1月3日の日曜日も駆け込み需要を狙ってお店が開いていました。(スペインでは通常日曜日はスーパーマーケットをはじめ、どこのお店もお休みです。)
昨日のパレードのルートは以下の通り。
出発地点は馬祭りでおなじみのゴンザレス・オントリア公園です。
良いポジションをとるために早めに出かけたのですが、あいにくの雨。人でもまばらで、寒さに凍えながらカバルガタ(Cabalgata)と呼ばれる山車が出るのを待ちます。
(凍えいる後姿はべネンシアドーラのもも子さん)
待つことおよそ1時間、ついにパレードの始まりです!
この画像をご覧いただいてわかるように山車に乗っている子供たちが全力でキャンディを投げてきます。これが顔や頭に当たるのですが、とっても痛い!!
頭や顔をキャンディからプロテクトするために、傘をさかさまにさします。
そうすると・・・
副産物としてキャンディがごっそり入ってくるという仕組み。
カバルガタ(山車)はおよそ4時間をかけてへレスの街中を練り歩きます。
途中のセビージャ通り(Calle Sevilla)なぜか海産物シリーズの山車も出ています。
こちらはへレスの目抜き通りラルガ通り(Calle Larga)にあるマンションのバルコニーより。これは中国にインスパイアされた物のようで、音楽も中国音楽。周りで踊っている人も中国の民族衣装を着ていて、とてもエキゾチックでした。
同じくラルガ通りのマンションの一室より。大人も子供も奪い合うようにキャンディやおもちゃを取っています。
このパレードが終わるとみんな家で食事をして、早いお家ではクリスマスプレゼントを子供たちに渡します。
ちなみに私の今年の戦利品(?)はこちら。
向こう一年はキャンディを買わなくてよさそうです…。さすがに多すぎるので後で教会に持っていくつもりです。
このお祭りの後は街中キャンディが落ちているので、歩くとべったべたの感触ですが、それも祭りの終わりといった感じで、風情があります。
初めてのへレスでのクリスマスはこうして幕を閉じるのでした。
今日のブログに出てきたパレードを見ることのできるへレスの一等地にあるマンションの一室をお貸しするサービスを始めました。ご興味のある方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。