新型コロナウィルスによるパンデミックのため、2020年11月2日（月）から8日（日）に開催されるインターナショナル・シェリー・ウィークは「お家でシェリーを楽しみましょう」という基本コンセプトの元開催されることとなりました。（状況が悪くない地域におきましては、安全対策をしっかりと行った上でイベントを開催していただければ幸いです。）
そこで、お家やテレビやパソコン、プロジェクターがあるお店で楽しめるシェリーに関係するビデオをいくつかご紹介したいと思います。
言語が基本的にスペイン語になりますが、シェリー酒の生産地域やボデガの風景を楽しめるものを中心にシェリー・ウィークをより楽しめるものを選んでみました。
1. JEREZ Y EL MISTERIO DEL PALO CORTADO （シェリーとパロ・コルタドの謎）言語ːスペイン語・英語
2015年に公開された映画。インターナショナル・シェリー・ウィーク期間中にインターネット上で見られることになりました。
視聴方法は後日シェリー原産地呼称統制員会から発表となります。
ドキュメンタリーで、かつシェリー酒業界の方々のインタビューが非常に多いのですが、畑、ボデガ、街の風景も楽しめます。
パロ・コルタドを片手にご覧になっては？
2. JEREZ, XEREZ, SHERRY, LOS INGLESES EN JEREZ（へレス、ケレス、シェリー）言語ːスペイン語
2014年に公開されたドキュメンタリー映画です。へレスとイギリス人の繋がりについて掘り下げた作品です。
歴史家の方が多数出演しており、内容も充実しています。ボデガやへレス、カディスなどの風景も楽しめます。
シェリーとパロ・コルタドの謎は、全体的に音楽はクラシックを使っていますがこちらはビートルズを使いポップな仕上がりです。
手前味噌ではありますが、私のパートナーのホセ・ルイス・ヒメネスが38分46秒から少し出演させていただいております。
2023年3月14日追記：こちらのビデオは現在ドメイン制限を設定しているため、この動画をウェブサイトに埋め込むことが出来なくなっています。
ご興味のある方は、こちらのリンクからお楽しみください。
3. EL TABANCO（エル・タバンコ）言語ː スペイン語
タバンコとはシェリーが飲める気軽なバルのこと。伝統的にはシェリーとおつまみは乾物のみという簡素なものでした。そして、へレスだけにある独特なバルの一種です。
同じシェリー酒の生産地域であるエル・プエルト・デ・サンタ・マリアやサンルーカル・デ・バラメダにもありません。
そのタバンコの歴史について知ることができるビデオです。
日本にいながら「酒場放浪記 へレス編」が出来てしまいます。
2023年3月14日追記：申し訳ございませんが、こちらのYouTubeは現在ご覧いただけなくなっています。記録としてこちらの情報は削除せずに残します。ご了承下さい。
4. Cita con la tradición y la fiesta en la Pisa de la Uva, en Jerez / Canar Sur TV （伝統の引用とへレスの収穫祭のブドウ踏みのセレモニー/カナル・スール・テレビ）言語ːスペイン語
2019年に放映されたカナル・スール・テレビの旅番組。
アンダルシア弁全開の気さくなレポーターが収穫祭の時期のへレスの様々なところでインタビューをしています。
スペイン語が分からなくても、スペインの雰囲気に浸れる番組です。
5. Banquete Bodegas Domecq （ボデガス・ドメックでのバンケット）音声なし
今までご紹介したものとはかなり系統が違うビデオです。1924年にボデガス・ドメックで行われたバンケットの様子を収めたものです。
シェリー生産地域で現存する最古のボデガの映像です。
短いですが、歴史的に非常に重要なものです。
いかがでしたか？
皆さんがシェリー・ウィークを楽しむためのお役に立てれば幸いです。
