昨年日本出張の際に買い求めた本をようやく読むことができました。
残念なことに電子書籍になっていないので、日本出張の際にここぞとばかりに買いました。
『世界の食文化〈14〉 スペイン』( 立石博高他 著 農文協)
こちらの本には歴史の面からの食文化の紹介や、地方料理の紹介、外食、日常食やレシピが掲載されており、各章飽きることなく読むことができました。
スペインの食文化の本なので、レシピの部分は率直に言って見づらいです。
しかしながら私にとっては特に歴史のパートがとにかくよかったです!
古代から始まり、イスラームとユダヤの影響、キリスト教の戒律と豚、新大陸からスペインにもたらされたもの、黄金世紀の食文化からフランコ時代と、とても興味深いものがあり、なおかつ情報量が多いです。
「こういう歴史があるから、今のスペインの食生活はこうなったのか!」と納得する部分が沢山あるので、楽しく読み進めることができました。
スペイン料理がお好きな方から、お仕事としてスペイン料理に関わっている人にもおすすめの一冊でした。