怒涛の東京出張が終わりました。
毎回一時帰国をすると怒涛のスケジュールをこなすのですが、今回はインターナショナル・シェリー・ウィークも重なって、まさに体力との戦いでした。
こちらのブログでは基本的にシェリー酒のことや、ヘレスをはじめとするアンダルシア州、スペイン、ワインのことを書いていくつもりです。しかしながら、結構スペインの生活のことが知りたい、日本人の目からみたスペインはどんなものかも知りたいというリクエストを頂くことが多いので、不定期で書いていこうかと思います。
前置きが長くなりました。
今日は『一時帰国のショッピングリスト』について書こうと思います。へレスでの生活も2年半になったので、生活もだいぶ慣れてきました。移住の際に日本から持ってきたけれど、スペインで似たようなものがあったり、ライフスタイルの変化に伴って使わなくなった物もたくさんあります。逆にスペインにはないけれど、これはどうしても必要!という物もあります。今回は日本で買い足したものをいくつかご紹介します。私が女性なので、偏りがあるのはお許しください。
1. しっとりタイプの化粧水とペーパーシートのパック
へレスは夏が乾季でおよそ4カ月まともに雨が降りません。日差しもサングラスなしではまずで歩けないほどなので、紫外線と乾燥でお肌のダメージは相当なものです。夏はお肌がからっからになります!そして残念なことにヘレスにはしっとりタイプの化粧水(Tonico hidrante)があまり売っていません。コスメショップにはミセラーウォーターと呼ばれるふき取りタイプのクレンジング兼化粧水が売っているのですが、私にはしっとり感が足りません。日本で売っているしっとりタイプの化粧水とペーパーシートのパックは必需品です。
2. かゆみ止め
スペインの家にはなぜか網戸がありません。どうしても網戸が欲しい人はホームセンターのDIYコーナーに網戸のパーツなどが売っているので、それを組み立てて網戸を設置するのが一般的なようです。私も家人に網戸を設置してほしいとお願いしていますが却下されています。もちろんスペインには各種虫刺されグッズは販売していますが、かゆみ止めだけは私には合いません。日本のかゆみ止めのあの「スーッとする感じ」がないのです。あれがあるとかゆみがだいぶ収まった感じがします。さらにスペインの蚊はぶりかえしのかゆみが強烈です。あのスーッとする感じがないとかきむしってしまうのです…
3. 生理用品
スペインの生理用品は日本のものよりも20年ぐらい遅れているといっても過言ではありません。また、お肌の弱い方はかぶれます。持っていけるだけ持って行ったほうがいいです。
4. 医薬品、サロンパス/湿布
スペインでは病気になってもすぐに診療を受けられないことが多いです。まずはファミリードクターのところに行き、予約を取ります。救急にでも行かない限りその場で診療が受けられることはまずありません。さらに運悪く混雑していると、診療までに4-5日かかることもあります。そのため飲みなれた胃腸薬、風邪薬はいつも補充しています。あと、ものもらいや結膜炎用の使い捨ての目薬も買うようにしています。
また、スペインにはサロンパスや湿布などの貼り薬がありません。捻挫したときなどは、クリームタイプの薬を処方されます。あと、仕事柄お客様と一緒にボデガを歩き回ったりするとあっという間に一日2万歩は歩くので、ふくらはぎ等に貼ると楽になるので必需品です。
5. 食品用ラップ
昔ロシアのトイレットペーパーは切れないことで有名だとよく言われていましたが、スペインの食品用ラップもなかなかのものです。日本に帰ったときは全てのサイズをまとめ買いします。ちなみにお土産にもとても喜ばれます。
6. 下着、ストッキング、タイツ、靴下類
欧米人とは体格が違うので、下着は合わないので日本で調達するのが一番です。あと、ストッキング、タイツ類もフィット感が全然違ことと、耐久性がいいので日本で買っています。靴下は特に温感タイプのものは日本のものが暖かさが持続するのでマストアイテムです。「アンダルシアで温感靴下?」と思われるかもしれません。気温でいうとヘレスは冬はせいぜい最低気温が4℃程度ですが、過酷な夏を生き抜くために作られた家なので、ものすごく寒いです。湯かは大理石だったりするので、しっかりしたスリッパかルームシューズに温感靴下の組み合わせが必要です。
7. ホッカイロ
6の温感靴下のところで書いた通り、冬の室内がとにかく寒いです。ホッカイロは必需品です。最近はデカトロン(Decathlon)というチェーン系のスポーツ用品店でも見かけますが、貼るタイプがなかったり、日本よりもかなりお高いです。
8. 日本語で書かれた本
最近は電子書籍で随分沢山の本を買えるようになりましたが、人気作家のものや専門書はまだまだ電子書籍化されていません。あとは語学書。CDなどの音源付きのものも多いのでこればかりは紙の本を買わないといけません。
語学留学される方は特に日本語で書かれたスペイン語の文法書は必需品になります。
9. 和食材
マドリードやバルセロナなどの大都市に住んでいれば、アジアショップなどに和食材が売っているのですが、そうでないところではアジア食材自体がまず買えません。だしパック、昆布、鰹節、味噌、おせんべい、お茶類はスーツケースに入るだけ買っていきます。(ちなみにスペインで手に入るお茶はほとんどが緑茶にドライフルーツやお花のフレーバーがついています。専門店に行けば煎茶は買えますが、高額です。)
10. 文房具
スペインではドイツやフランスをはじめとするヨーロッパの文具が買えますが、お手頃な価格帯のものの質は日本よりはるかに劣ります。(あと紙類が高い!)フリクションの3色ないし4色タイプのリフィルは大都市でも見かけたことがないので、まとめ買いしています。(単色のものは売っています)スペイン語の勉強にそれなりに時間を費やすので、使いやすい文房具を使いたいものです。
因みに2016年は一年間でフリクションのリフィルは50本、普通のボールペンは20本使い切りました。日本の数百円で買える文房具は間違いなく世界最高水準です。
あくまでも私の私見でのショッピングリストなので誰かのお役に立つか分かりませんが、スペインにワーキングホリデーや語学留学をはじめとして、長期滞在なさる方の参考になれば幸いです。