セマナ・サンタ(聖週間 semana santa)まであと1週間となりました。キリスト教の中でも重要な位置づけの行事の一つで、スペインはカトリックが主な信仰なので、全国各地でこの行事が行われます。特にアンダルシアは敬虔なカトリックが多いとのことで、セマナ・サンタの規模はスペインの中でもかなり大きいとのことです。
今日近所まで外出した時に、いつもよりも少しおしゃれをしたたくさんの人を見かけました。家人が「今日はセマナサンタのパソ(山車)のお披露目をする日だから皆見に行っているんだよ」と教えてくれたので、さっそく見に行くことしました。
写真に逆光が入ってしまって見づらいかもしれませんが、素晴らしい装飾の台の上にキリストの像が載っています。
この像ではないのですが、へレスのとある教会が所有しているものでは18世紀に作られたものもあるとのことです。
そしてこのマリア像の乗ったパソ。これは19世紀に作られたもののようで、シルバーの部分(燭台や台、柱の部分)は本物のシルバーです。19世紀といえばへレスがシェリーの貿易でかなり潤っていた時期で、多くの銀細工がへレスで作られ、貴族などが所有していたとのことです。
これらのパソが街を練り歩くセマナ・サンタ。私にとっては初めての経験なので、今からとても楽しみです。