シェリーウィーク期間中の11月6日から三泊四日でペネデスで開催されたモストフェスティバルという映画祭に行ってまいりました。ペネデスといえばスペインを代表するスパークリングワインのカバの生産地。この映画祭はまさにワインをテーマにした映画祭なのです。今回は家人がこちらのイベントで上映される「シェリー＆パロ・コルタドの謎」の舞台挨拶と、シェリーのセミナー開催のご依頼を頂いたため参加してきました。私はアシスタントとして同行いたしました。
こちらは事務局の方から頂いた写真です。
セミナーはVINSEUMというワインミュージアムの中に併設されているバルで6日、7日と開催されました。両日とも満員御礼でシェリーへの関心の高さがうかがえました。
この日はゴンザレス・ビアス社のTio Pepe (Fino)、VIÑA AB (Amontillado)、ALFONSO (Oloroso)、APOSTOLES (Palo Cortado) 、NOE (PX)が提供されました。この日はゴンザレス・ビアス社のソムリエであるÒscar Guitartさんが簡単なシェリーの説明をし、家人はTio Pepeをはじめとするスペイン国内で流れたシェリーのCMや映画に出てくるシェリーの解説、そしてへレスの歴史についてお話をしました。皆さん統制委員会発行のカタログに書き込みをしたり、大変熱心にお話を聞いてくださっていました。
テイスティング・セミナー終了後はすぐに映画「シェリー＆パロ・コルタドの謎」の舞台挨拶です。
舞台挨拶の前後にはこの映画のテーマになっているパロ・コルタドが来場者に振舞われ、皆さんパロ・コルタドを片手にずっと語り合っている姿がとても印象的でした。
スペインは地酒文化が強いので、なかなかシェリーがペネデスで飲まれることはないようですが、これをきっかけにシェリーファンが増えてくれることを願っています。
