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シェリー・ウィーク2020 世界最大のシェリー酒の祭典 記憶に残るマルチ・プラットフォームによるバーチャル・フィエスタ

おかげさまで第7回目のシェリー・ウィークが終了いたしました。
今年は世界的な新型肺炎の流行のなかでの開催でした。このような状況でもご参加、ご協力くださいましたすべての皆様に厚く御礼を申し上げます。
ヘレス=ケレス=シェリーおよびマンサニーリャ原産地呼称統制委員会のウェブサイトに総括が掲載されましたので、以下に要約を載せます。

世界最大のシェリー酒の祭典
記憶に残るマルチ・プラットフォームによるバーチャル・フィエスタ

先週開催された第7回インターナショナル・シェリー・ウィークでは、世界中のシェリー・ラバーやプロフェッショナルたちが、シェリーのボデガ、レストラン、ワインショップ、ブロガー、インフルエンサー、ワイン講師たちによって開催されたオンラインおよび対面でのイベントに参加しました。
熱狂的な愛好家も、初心者も、スペイン南部のシェリー酒のテイスティングや、ペアリング、討論などを行いました。その多くは自宅からの参加によるものです。

今年のシェリー・ウィークは、これまで以上に双方向で世界的なものになりました。このイベントの後援者であるヘレス=ケレス=シェリーおよびマンサニーリャ原産地呼称統制委員会は移動制限を乗り越え、ワインのバーチャル・コミュニティーを団結させ、30か国以上からワインと美食愛好家を集めました。繰り返しになりますが、料理とのペアリングなどの美食イベントの圧倒的な人気は、あらゆる種類の料理にマッチするこのワインの多様性を証明しました。


地理的、バーチャルでのリーチ

合計で1,135のイベントが公式サイト sherryweek.wine に登録され、アルゼンチンからアメリカ、エストニア、マレーシア、ペルーを経由して32か国でさらに数百のイベントが開催されました。そして、スペインとイギリスで最も多くのイベントが開催されました。本年のシェリー・ウィークは自宅でのテイスティングやペアリングに関する有益かつ詳細な情報と共に国際的なオンライン、印刷物そしてテレビメディアでの報道を刺激しました。

ソーシャルメディアにはストーリー、投稿、クイズ、ライブ・イベントが殺到し、Twitterとインスタグラムでは合計2,000万を超えるポテンシャル・インパクトが計上され、ハッシュタグ #Sherryweek が付いた投稿には約11,000件の「いいね」がつけられました。(ソース:Tweetbinder)
Sherry WinesのFacebookとYouTubeチャンネルでいくつかのライブ・イベントを視聴できるようになりました。これによりおよそ1,000人のワインの専門家、学生、愛好家がライブ・イベントに参加し、ライブ配信以来、ビデオコンテンツの視聴回数は17,000回を超えました。


シェリー・ウィークのハイライト

ジャンシス・ロビンソン氏のコラボレーターであり、エルブジ財団の飲料ダイレクターであるソムリエ、フェラン・センテーリャス氏は4つのスタイルのアモンティリャードに焦点を当て、200人以上の参加者をテイスティングの旅に誘いました。フェラン氏の目的は、このスタイルのシェリーを深く調査し、それを多様なカテゴリーにする要因を分析しました。

平日の夜はオンラインによるインタビューが毎日開催されました。月曜日はマンサニーリャ、火曜日はアモンティリャード、水曜日はパロ・コルタド、木曜日はクリーム、金曜日はフィノがテーマで、毎日国際的な3人の専門家がゲストとして登場しました。そのうちの一人はヘレスのボデガとぶどう畑に投資し、現在彼自身もシェリーを生産している国際的に尊敬を集めるデンマーク人の醸造家ピーター・シセック氏でした。

11月2日はヨーロッパとアメリカのシェリー・ラバーたちは、サラ・ジェーン・エバンス氏のナビゲートによる、ベルトラン・ドメック前ケレス・へレス・シェリー原産地呼称統制委員会会長の著作「シェリー・アンカバード」改訂版のオンライン出版記念イベントを視聴しました。

11月3日は瓶内熟成を経たシェリーとそうでないもののバーチャル・テイスティングが行われました。これは以前から開催されているTwitterテイスティングを進化させた物で、今年はFacebookライブ、YouTube、Periscopeとツイッターで配信されました。このイベントでは、ボトルで熟成されたシェリーのあまり知られていない事柄について、興味深い議論を引き起こしました。それは特に、ワインコレクターからの更なる関心を引き起こすことは確実です。

11月4日は4つの大陸(5つの異なるタイムゾーン)で「24時間シェリー・ペアリング」という名の元に5つのイベントが開催されました。これには直接参加できた幸運な人々に加えて、オンラインで多くのシェリー・ラバーたちが視聴しました。メルボルン、上海、ロンドン、へレス、ワシントンDCでの世界的なディナー・パーティーです。各イベントにシェリーの生産者たちはこのイベントに使用されたワインについてボデガから説明をしました。

多くのシェリー生産者たちは今年のオンラインによるシェリー・ウィークに参入し、世界中のシェリー・ラバーたちにバーチャルツアーやオンライン・セミナーを開催しました。
いくつかのボデガが日本語でも行い、現地の最新情報と共に詳細な製品情報を届けました。

日本においても集客イベントが非常に困難な状況でしたが、ペアリングメニューや、飲み比べ、シェリー・カクテルなどの提供に加えて、東京港区を中心にした個性あふれるレストランやバーのスタンプラリーの開催、YouTubeを利用したシェリー・ウィークの集客動画作成、インスタグラム・キャンペーンなど、実店舗とバーチャル双方での創意工夫が見られました。

へレス=ケレス=シェリーおよびマンサニーリャ原産地呼称統制委員会会長セサル・サルダーニャは以下のように言及しました。
「この特殊かつ日々状況が急変する中において、本年のシェリー・ウィークは成功に終わったと言えます。私たちは様々なオンラインのプラットフォームを利用して、世界中のシェリー・ラバーたちに多くの種類のイベントを提供し、それらには熱狂的な参加がありました。このまれな状況は私たちが追求するであろう興味深く、新しいイニシアティブを生み出しました。」


受賞

シェリー・ウィークは本年ドリンクス・ビジネス・アワード2020の「ベスト・ソーシャル・メディア・キャンペーン・オブ・ザ・イヤー」とドリンク・インターナショナル・マーケティング・チャレンジの「ベスト・デジタル・アンド・ソーシャルメディア・キャンペーン」における金賞のふたつの重要な賞を受賞いたしました。

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木村 友胡(Tomoko Kimura)

シェリー酒に魅せられて2015年よりスペイン アンダルシア州へレス・デ・ラ・フロンテラに移住。 シェリー原産地呼称統制委員会公認シェリー・エデュケーター。 シェリーブランデー原産地呼称統制委員会公認シェリーブランデー・エデュケーター。 スペインワインおよび食品のエージェント、プロモーション。 スペイン語、英語の通訳・翻訳 お仕事のご依頼、お問合せは随時受け付けております。 旅行、食べ歩き、写真を撮りながらの街歩きが趣味。

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