3月13日14時30分にスペインのペドロ・サンチェス首相より、3月14日から15日間、食品の買い物と、薬局での買い物以外での外出の自粛の要請がありました。
Estado de alarma、日本語にすると「警戒事態宣言」と訳すようです。(在スペイン日本国大使館のメールより。)
これによると、すべての教育機関が休校。美術館、博物館、図書館などもクローズです。当然のことながら、ボデガの見学もできません。
そのため、今SNSでは休業のお知らせがものすごい勢いで投稿されています。
今のところは外出をしてもいいようですが、政府からの詳しい指示が出た後には法令により外出が禁止されるようです。
3月12日夕方ごろから、本日にかけてはヘレスのスーパーマーケットでは大変な混雑があったそうです。
話によると今週の月曜日の夕方ごろから徐々に大手スーパーマーケットからはトイレットペーパーやキッチンペーパーが無くなり始めたとのこと。
少し前から私がペペに「今のうちから少しづつ備蓄をしておいたほうがいい。」と話していたので、私達はすでに当面必要な分の消毒用のアルコール、トイレットペーパーなどの紙製品、食料は準備しています。
今朝のニュースなどでも、自宅謹慎要請があるかもしれないとの報道があったらしく、ペペが仕事帰りに少し足りなさそうなものを買ってきてくれました。
私も昼食前にたまたま外出をしていたので、ついでに使い捨てのゴム手袋などの細かいものを買い足しました。
以下にスペインの全国紙、EL PAÍSのYouTubeチャンネルにアップロードされたサンチェス首相の会見のビデオのリンクを貼り付けます。
近いうちにスペインでもコロナウィルスの問題は大きくなるだろうと予想はしていましたが、ここまで早く、そしてこれほどの影響が出るとは思いませんでした。
自分の国ではない土地でのこういった混乱は、言葉の面も含め正直なところ不安ではありますが、今は健康、衛生に気をつけつつ、冷静に状況を観察したいと思います。