学校帰りにヘレスの町を歩いていたら、アンダルシア州の食べ物のマーケットが出ているのを見つけたので早速立ち寄ってみました。
クリスマス前ということもあって、まだマーケットが始まって間もない時間でしたが、沢山の人がのぞいていました。ちなみにへレスは12月ですが日中の気温が17-20℃位の暖かな陽気です。皆さん日本に比べると薄着です。
アンダルシア州というとオリーブ、オリーブオイルやハモン、シェリー酒を思い浮かべる方が多いと思いますが、山と海とに囲まれた恵まれた自然環境のおかげでその他にも高品質な食材が沢山あります。
例えば、チーズ。こちらのチーズ工房はグラサレマというカディス県とマラガ県の県境にある白い村で、チーズがとても有名な村です。こちらのチーズ工房で買った熟成が進んだタイプのチーズはうまみが強くとてもおいしかったです。
その他にもアンダルシア州にしかいないパヨヨという種類のヤギのミルクから作ったチーズで国際的な賞を受賞していることでも有名なチーズがあります。
上の写真の左のあたりにたくさんのボトルがあります。これはアンダルシア州で取れたはちみつです。色々な花からとれたものがその種類ごとに瓶詰めされています。
こちらではお菓子何かにも大量のはちみつが使われるので、生活になくてはならないものです。
そして写真の右側には色々な種類のソーセージやハモン。これらもお肉の部位によって、生産者によって味わいが違うので、色々なところで買って試すのが私の楽しみの一つでもあります。
こちらはカタルーニャのフエというソーセージに似たような白カビが生えているもの。気軽に試食ができるのもうれしいです。チーズもお店の人に『ちょっと味見できますか?』と聞くと、『あったりまえよぉ!好きなだけ食べていきなっ!!』と言わんばかりにバリバリ切ってくれます。
その他の売り場には素朴な郷土菓子や、パン、ジャムやアンダルシア産のオリーブ、はちみつ、シェリー、シェリービネガーから作られたコスメまで販売していました。
日本で行われているアンダルシア州政府の食品、ワインの展示会などに行ってもまだまだソーセージ類やチーズ、はちみつを見かけることはかなり少ないような気がします。
ぜひアンダルシアの自然の恵みをもっと日本の皆さんにも知っていただきたいなと思います。