Equipo Navazos というシェリーのブランドをご存知でしょうか?
グラナダ大学の犯罪研究所の所長であり、弁護士でもあるへスース・バルキン(Jesús Barquin)氏が率いるチームで現在メンバーはおよそ15名ほど。バルキン氏はリオハワインの大家としても著名で、その著書は日本語にも翻訳されています。また、エキポ・ナバソスにはホセ・エステべス社の醸造家であるエデュアルド・オへダ(Eduardo Ojeda)氏もその名を連ねます。彼らはへレス三角地帯、モンティーリャ・モリレスを中心に何軒かのボデガとコレボレーションをし、そのボデガの中の選りすぐりの樽からボトリングをして、ナバソス・ブランドとして販売しています。
ウィスキーではこのような手法はだいぶ前から採られていましたが、シェリーとしては初の試み。その後にアメリカのアレキサンダー・ジュレス(Alexander Jules)などがこのような形態でシェリーをリリースするようになります。
またナバソスはシェリーだけにとどまらず、カバの有名ブランドコレットとコラボレーションをし、ドサージュにシェリーが使われたコレット・ナバソス(Colet Navazos)やポルトガルの二―ポート社とコレボレーションをした二―ポート・ナバソス(Nieport Navazos)を展開するなど、積極的な活動を見せています。
昨年3月にはバルキン氏自ら来日、東京でセミナーを開催し、スペインレストランやシェリーバーなどを中心とする多くのプロフェッショナルに大いにその品質の高い商品をアピールしました。
そのナバソスが昨年リリースしたアモンティリャードが、ワイン評論家のロバート・パーカーのワイン・アドヴォケイト誌のレビュワーズ・チョイスの2015にリリースしたワイントップ50の白ワイン部門に選出されました。シェリーとしては唯一のラインクイン。世界的にもさらに注目が高まりそうです。
まだ召し上がったことのない方はぜひお試し下さい。
日本のインポーター 株式会社スコル二・ワイン