昨年2021年11月下旬にヘレスにオープンしたホテル・レストラン モホ(Hotel Restaurante Mojo)のプレス向けのレセプションにご招待いただきました。
こちらのお店はカナリア諸島出身のラス・パルマス島出身のシェフのマヌ・リリア(Manu Liria)さんが手掛けるカナリア諸島の郷土料理をベースとしたお料理が楽しめます。
オープンして間もない12月9日にお邪魔したときの様子はこちら。
シェフのマヌ・リリアさん。
ラス・パルマス島出身。
この日はカディス県、セビーリャ県のグルメジャーナリストを中心としたおよそ20名が招待されました。
そこで提供されたお料理は以下の通りです。
メニュー
この日は6品、ワインとのペアリングメニューの提供。
ゴフィオ
カナリア諸島の名物、ゴフィオ(トウモロコシの粉を煎ったものを練ったもの)にシーアスパラガス、スズキの漬けが添えてあります。
スズキはしょうゆ、ゆず、パクチーで付けてあるとのこと。
パパ・アルガ―ダ
(しわしわポテト)
カナリア諸島はジャガイモの名産地として有名。塩漬けにしたジャガイモを加熱したもの。そのためしわしわになります。
チューブに入っているのは2種類のカナリア諸島のソース。モホ・ベルデ(緑のソース)と、モホ・ピコン(赤いソース)
下には海苔が敷いてあります。
ニョッキとチョリソ
レンズマメのスープがかかっています。
優しい味わいです。
カブラ
ヤギをカネロニ上にしたもの。周りに水玉状にあしらったチリモヤというフルーツのペーストが新鮮なアクセントを与えています。
ラジャ
エイ
エイのソテーに、ヘレス近辺で取れる野草のタガルニーナのペースト、鳥の皮をカリカリにして下したものとトリュフが散らされています。エイは全く臭みがなく、トリュフや鳥の皮の歯ざわりが楽しい。
エル・プラタノ
バナナのムース
カナリア諸島はバナナの名産地です。バナナの香りを生かしたソフトなデザートです。
この日サーブされたワイン。 アンリ・ジロー エスプリ・ナチュール(シャンパン) ボデガス・ベルデビケ フ(白)アン・フランシスコ・ファリーニャ・ペレス(白) エントレ・ドス・アグア(赤) ボデガス・タメラン(白) アントニオ・ベルナル(白) チクラナのベルムート(詳細非公表)
こちらのお店のお料理はどれもポーションが少ないので、ボリュームを求める方には、品数の多いコースをご注文されることをお勧めします。
ご参考までに、この日のお料理は私には腹八分目でした。
前回もそうだったのですが、こちらのお店はパンを出さないようです。(頼めばあるかもしれませんが、この日のレセプションでは誰もパンがあるかを聞いていませんでした。)
一回のスペイン旅行で中々カナリア諸島まで行くことは難しいかと思います。
カナリア諸島のエッセンスを感じられるお食事、ワインに興味がある方、美味しいものを少しずつ色々な種類を食べたい方にお勧めです。
【お店の位置情報】
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