今年も引き続き12月5日にゴンザレス・ビアス社所有のカナリエラという畑で開催されたSan Andrésの日のお祝いのイベントにご招待いただきました。
アンダルシア地方は年間約300日が晴れと言われていて、その雨が降るおよそ60日にまとまった雨が降るのですが、今年は12月初旬は雨続きでマラガなどでは洪水が起きるほどの大変な量の雨が降りました。12月5日の午前中まで雨に見舞われて、このイベントは室内だけで開催かと思われました。しかし開催の直前に雨がやみ、カナリエラにある同社施設からの景色はこの通り。雨にきらきらと輝くブドウの葉と、雨によって生えてきた草、青い空、本当に素晴らしい天気になりました。
(photo credit, Gonzalez Byass)
(photo credit, Gonzalez Byass)
このイベントは例年招待制となっており、主にシェリーの業界関係者が招待されます。このイベントの出席者は85%は男性なので、この写真は貴重かもしれません(笑)。ちなみに写真左のベージュのコートを着たロングヘアの女性はしぇりークラブからへレスに派遣されている和泉もも子さん。10月にしぇりークラブのイベント関係で一時帰国をされた後も引き続きとてもお忙しい状態が続いていますが、とてもお元気そうでした。
(photo credit, Gonzalez Byass)
ゴンザレス・ビアス社のマーケティング担当のピラールさんと。彼女とは先月のインターナショナル・シェリー・ウィークの際にゴンザレス・ビアス社で開催されたオンラインテイスティングでお隣になったご縁です。
(photo credit, Gonzalez Byass)
雨を懸念して今年は雨除けがある場所で乾杯の後、クロケタス(ミニクリームコロッケ)や、色々な種類のサラミやソーセージ、チーズなどを片手に歓談。
このイベントの直前に中国でのプロモーションから帰国した、ゴンザレス・ビアス社のティオペペ・マスター・ブレンダーのアントニオ・フローレスさんの中国体験談に皆さん大盛り上がりでした。アントニオさんはまだ来日したことがなく、ぜひチャンスが来たら来日したいと熱く語っておられました。
(photo credit, Gonzalez Byass)
先ほどのクロケタスやサラミの前菜で日本人なら十分におなかが一杯ですが、ここからがスペインではメインのお食事です。この日は今年出来たモスト(ワインの新酒。ほかの地域ではマストといい、ぶどうジュースのことです。発酵したものを指すのはD.O.へレスのみです。)にあわせて、アホ・カンペロという、ニンニクとトマトが聞いたパンがゆのようなお料理(写真)に、べルサというひよこ豆とお肉の煮込み料理が出ました。
特にアホ・カンペロは畑での作業中によく食べられるもので、今の時期によく食べられます。
シェリーはティオペペのほか、ビーニャAB、レオノール、ネクターが提供されました。
食後にはスペインのクリスマス時期のお菓子、ポルボロン(沖縄のちんすこうよりもっともろくて、粉砂糖が沢山かかったようなお菓子)や、卵の黄身を固めたお菓子が出され、これとペドロ・ヒメネスやシェリーブランデーと一緒に楽しみました。
(photo credit, Gonzalez Byass)
会場はこんな感じでした。
(photo credit, Gonzalez Byass)
参加者全員での記念撮影。この時期ならではの新酒のお祝いで、なおかつシェリー業界関係者との大切な交流会です。また来年もぜひご招待いただきたいものです。
この日の様子は、2017年12月6日のDiario de Jerez でも紹介されました。