今日は久しぶりに最近のスペイン語学習の進捗具合を書いていこうと思います。
今年は皆さんもご存知のとおりスペインは3月14日から100日間、新型コロナウィルスの影響で非常警戒宣言が出され、100日間の外出制限が課されました。
普段から家で仕事をしているので私の生活自体はあまり大きくは変わりませんでしたが、買い物や許可された範囲の散歩(ないし運動)以外で外出することが出来なかったので、家にいる時間は皆さんと同じく大きく増えました。そしてやはり新型コロナウィルス関連のニュースや政府からの通達はしっかりと理解しておきたいので、毎日辞書片手に新聞を読んでいました。
間違いなくこれで新型コロナウィルス関連のボキャブラリーは増えたと思います。
新聞を読んでいく中で文法事項の疑問が出てきたので、改めて『GRAMÁTICA DE USO DEL ESPAÑOL』で独習をしていました。
そしてある日、友人からスペインのいくつかの大学で2019年ごろから徐々にオンラインでスペイン語の授業をする動きが出ていると教えてもらったことを思い出しました。
早速調べて、7月にサラマンカ大学のスペイン語のコースを受講しました。
2週間、3週間、1か月と期間が選べて、期間中は平日毎日スペイン語を2時間と選択授業(スピーキングや、スペインの芸術、文化などから選べる)を勉強することが出来ます。選択授業は3つまで選ぶことが出来て、最大で1日5時間勉強することが出来ます。
私は1か月のコースで、選択授業は1つ(合計1日3時間)のコース選択しました。
とにかく毎日出される宿題で何かしらのお題に沿ったジャーナルを書き、翌日の授業で発表し、先生に直してもらうという作業の繰り返しです。
その後から、その日勉強する文法項目の説明、練習と続きます。毎日あっという間に授業が終わりました。
もちろん在宅で仕事をしながらなので、そこから毎日3時間と宿題をする時間を捻出するのは決して楽ではありませんでしたが、受講して非常に良かったです。
サラマンカ大学は800年の歴史のあるヨーロッパでも最も古い大学のひとつです。
そしてサラマンカ周辺はカスティリャ―ノ(標準スペイン語)のメッカなので、毎年多くの外国人の学生がサラマンカ大学でスペイン語を学びます。
そのため講師の皆さんは経験豊富なので、とても説明が分かりやすく、毎日理解度が増しているのを肌で感じることが出来ました。
引き続き8月もサラマンカ大学のコースを取りたかったのですが、生徒数が十分に集まらなかったということで、8月のコースはキャンセルになってしまいました。
9月以降のスケジュールにもよりますが、またぜひ受講したいと考えています。
その後勢いに乗って(?)、カディス大学でもオンラインコースを始めたということで受講。
8月は2週間の集中コースのみの開催でした。私はB2レベルのコースに参加をしました。
毎日2時間、スペイン語のみのコースです。
このコースは2週間と期間が短いのでとにかく勉強しなくてはいけない項目が多く、さらに日本人が苦手とする「接続法」を使いこなせるようになるのが目標だったため、かなり大変でした。
そして講師はカディス県出身の方だったので、授業では気を付けて話していたとは思いますがやっぱりカディス弁で話していました(笑)。
ずっとカスティリャ―ノを習っていた人だったら、最初は戸惑う可能性があります。あと、アンダルシア地方はただでさえ早口ですが、更にB2レベルということもあって先生は容赦なくナチュラルスピードに近い速さで話します。私はカディス県に住んでいるのでこのスピードには慣れていますが、もし早口のスペイン語になれていなかったら慣れるまでは苦戦すると思います。
先生はかなり熱心な方で、「教えよう」という気合がこちらにも伝わってきました。
毎日の宿題はオーディオ問題あり、ジャーナルありと多彩です。
また、接続法の説明は上記の『GRAMÁTICA DE USO DEL ESPAÑOL』に載っていないことや、ポイントを説明してくださったのでとても有益だと思いました。
コースが終わり、今は習ったことを復習しつつ頭の中の整理をしています。
間違いなく今年はスペインに移住してから一番スペイン語を勉強しています。
スペインで生活をしている以上、絶対に避けては通れない道。より充実したスペインでの生活を送れるよう、より励んでいきます。
【参考情報】
サラマンカ大学のスペイン語オンラインコース(Universidad de Salamanca, Cursos de Lengua y Cultura enlínea)の公式ウェブサイト
カディス大学語学コース(Universidad de Cádiz, Centro Superior de Lenguas Modernas CSLM)の公式サイト